はつもの

いきてるよ~

ご臨終です

7/28に書いた下書きの蔵出し
 
----
 
無呼吸!心肺停止!サヨナラ!
自分という人間はもう社会とかいう世界で生きるにはちょっとつらいのかもしれない。
より正確に言うなら、自尊心を損なわない程度に自分の思い描く社会で暮らすには、もう自分は腐りすぎていて間に合わないんだと思った。
 
バチボコに寝坊した。始業は8時半、起床が9時。
寝坊はこの4年で5回目くらい。日々遅刻常習。
慣れ、という単語で済ませてはいけないくらいに何も感じなかった。遅刻の電話いれるのめんどくせえな、くらいにしか思わなかった。それがちょっと絶望的だった。
 
自分が勤めている会社、というか自分の上司がとにかくルールにルーズで、どれだけ遅刻しようが全くとがめられない。
自分の職務、先述の上司しか業務内容を監督する人間がいないにもかかわらず、監督はおろか興味関心もないように感じる。チェックを受けた記憶がない。上司らしいふるまいに心当たりがない。いわゆる放任というやつだと思う。
そんな状況で数年勤め、その間に上司の言動に重ね重ね幻滅し嫌悪感と不信感が募り、仕事の効率化が進んでも新規業務が全くないために月の半分をネットサーフィンをしてやり過ごすになった今、自分が遅刻することに焦る方が難しいのかもしれない。
そもそも学生時代、デッドライン症候群とはいえ遅刻を恐れていた自分が社会人になって始業時間ぎりぎりに出社するようになったのは、新入社員の頃、いつも始業20分前に出社していた自分が渋滞で5分ほど遅くなっただけで電話をかけてくる上司の過干渉がとても気持ち悪かったからだ。いつも遅ければ何も言われなくなるだろうと思って意識的にギリギリに出社するようになった。
今日なんかは9時になっているにもかかわらず何の連絡も来ていなかったので、「やっとここまできたか」という謎の達成感を感じてしまった。状況に反して晴れやかな心。
出社してから「いやぁ電話貰ってから他の社員の人と『え、はつかいりさん朝いたよね?』なんて話してたんだよ(笑)」って言われたけど、それももう素直に笑い話として聞くことができない。皮肉にしか聞こえない。おしまい。