はつもの

いきてるよ~

銭を稼ぐという意識

先日実家に帰った時、兄弟と金の稼ぎ方の話をした。
「人と関わることなく好きなことだけしてたらお金って稼げないんだなあ」という結論で締まったけど、いざ論じようと思った時に手札が思っていたより少ないことに気付いた。実は稼ぎ方を真面目に考えたことってなかった。
インターネットがすごい今の時代はなんでも金になる。素人の作品や技術にとどまらず、ただのおしゃべりすらチャリンチャリンなのに、自分はなぜ給与収入のみで生きているんだろう。別に今まではそれが普通だったからそれがおかしいと言いたいわけではないし、その気になっても収益ゼロかもしれないけど、給与収入一本で生きていく決意みたいなものがあるわけでもない。つまり金に関しての思考は未踏破領域なのではないか?と思ったのでちょっと考えてみる。
 
まず大前提として、金銭感覚はガバガバ寄りだという自覚がある。
宵越しの銭は持たねェ!というスタンスこそないものの、支出が滞らなくて預金口座が空じゃなきゃいいか、とアバウトに勘定しているので金が貯まらない。積立預金で微々たる額を切り分けてるくらいしか貯蓄ない。節約意識は皆無。金について考えてみるという主旨をいきなりぶち壊してしまうけど、金について考えるのがこの上なく面倒でだるくてしんどい。今は困ってないし別によくね?って思ってすぐくじける。貧乏のくせに、何も気にしなくても金が足りなくなることはないんだという余裕を感じる事で安心感を得ている。
これでも一応、多少お金について学び多少お金を扱うお仕事に就いている人間なので、その辺の感覚はシビアなほうがいいんだろうけどそんなの関係ねぇ。
衣食住が確保できて娯楽に回せる金があればそれでいい。上の生活を目指すぜ!といった目標はない。けど、やりたいことをやりたいと思った時にできる余力はいくらあっても困らないので金は欲しい。
 
自分の頭で思いつく副収入は大抵努力と技術が必要なもので、基本的に面倒。自分が楽しくできることはインプット用コンテンツがほとんどなので、趣味で書いたイラストや文章や音や動画を売ります~的なものはできない。というかそういったアウトプットの類は「これやりたい!作りたい!」という欲求とビジョンがないと何もできない。コミュニケーションが必要なものはもってのほか。バイトをザッと調べてみてで本業と趣味と兼ねられそうだなあと思ったのは在宅のデータ入力くらいで、これも時間や場所の条件が絶妙に合わなかったりして厳しい。
…稼ぐの無理では?
 
もし何かを作ることをお金につなげようと考えたとき、そこに「お金を稼ぐ」以外の動機が必要になる。一番いいのは今できないけどできるようになりたいことを頑張る為のゴールにお金を置くことかな~と思っている。
 
 
…っていう話を去年の暮れに下書きして放置してたんだけど、折角だから今の考えも併せてうpしておこうと思う。在庫整理。
 
収入に関しての考えには特に変化なし。考える事すら放置してた。
まあ、この職種でこの年齢にしてはいい方の給料をもらえているので今現在は高望みすることはないんだけど、勤めている企業が脳死年功序列惰性感情優先人事で、前任(課長)の仕事を丸々引き継いだのに給料は前任の半分、5年経っても成果出しても昇進なし。
キャリア的に入社時点でクライマックスって感じだったので、この先も給与収入を軸に生きていくなら転職は不可欠かなあと思いながらも楽さに当てられて動けない、みたいなところ。
だから稼ぎ方を考える必要があったんだと思う。昨年の自分は。
 
このご時世、有難いことに収入は安定しているので、「貯め方」の方を考えた方が手堅いとも思った。
バカなのでまだiDecoとかNISAとかやってないんだけど、さすがに積立NISAくらいはやっとこうかなと思って試算したりして、口座開設しよ~ってとこでストップしている。
積立NISAって満期20年じゃん。つまり、四半世紀後の自分のための貯蓄じゃん?
早々に死ぬ予定があるわけじゃないんだけど、20年後も自分が生きてることを前提にしないといけないのがすげえ嫌だなと思った。なんか知らんけど相当な抵抗がある。
「将来」みたいなテーマになると長くなるからやめとくけど、FXとかに手を出すほどリスクとれるわけじゃないから貯め方っつっても長期一択で、やるならやるで最大利益を得たいので中途解約は視野になくて、でも20年後に自分が生きてる前提を肯定しなきゃいけないのが苦だからなんもしない、っていう結論に至っている。
うだうだ言わずに積立NISAが始まった時にやっときゃよかったんだよなあ。
今やらないのだって気持ちの問題だし。もっとクレバーに金と向き合わないといけない。
 
学生時代みたいに社会に対する焦燥感的な原動力があれば何かしらの副業を始められたような気もするんだけど。
金に関しては考えるより行動する方を優先しないとダメなんだなあと思った。